みなさん、こんにちは。トライアンフの榊原です。2023年4月3日に、厚生労働省-雇用関係助成金ポータルが公開されました。こちらのサイトを利用することで、雇用関係の助成金を検索したり、電子申請することができるようになります。昨今、さまざまな行政手続きが電子化されていくなかで、助成金の世界についても同様に電子化の流れとなり、その第一歩としてこのうなサイトが公開されることになりました。今回は、できたてほやほやの雇用関係助成金ポータルについて取り上げていきたいと思います。
雇用関係助成金ポータルとは?
雇用関係助成金ポータル(以下「ポータル」という。)とは、厚生労働省が運営する雇用関係助成金の電子申請システムです。ポータルを利用することで、申請者の利便性が向上し、負担が軽減されます。また申請者の都合に合わせて、いつでも申請が可能です(メンテナンス時間を除く)。
雇用関係助成金ポータルのメリット
このポータルを活用することで、さまざまなメリットがあります。
- 事業所マイページを活用
- 過去情報を流用できる
- 窓口への来訪が不要になる
- ペーパーレス
- 24時間利用可能
事業所マイページを活用
事業所情報をマイページで登録することで、申請の都度入力が不要です。
過去の情報を流用できる
過去に提出した申請書を流用して、申請書を作成できます。過去申請を流用することで、入力の手間を省くことができます。
窓口への来訪が不要になる
労働局から問い合わせがあった際、ポータル上でやり取りすることで、窓口への来訪が不要となり、経費節約になります。
ペーパーレス
通知書は電子で発行され、ポータル上で確認できます。
24時間利用可能
申請状況をいつでも確認することが可能です。
※毎日AM0:00からAM2:00までの時間帯は、申請は不可。
利用するにはGビズIDが必要
ポータルを利用する上で、GビズIDの取得が必須です。GビズIDとは、法人・個人事業主向け共通認証システムです。取得後のアカウントは、有効期限や年度更新の必要はありません(令和5年4月現在)。以下にGビズIDのアカウントの説明とポータルへのログインまでに必要な作業を示します。エントリーアカウントでは利用できないようで、利用できるのはメンバーアカウント以上のようですが、必ずプライムアカウントが必要になるようです。この際に一つ作っておくと良いでしょう。
GビズIDの詳細・取得はこちらです。
雇用関係助成金ポータル利用上の注意点など
例えば、過去に計画届などを書面により行ったものについては、現状は、ポータルより申請することはできないようです。例えば、キャリアアップ計画を書面提出している場合には、支給申請についても現状通り書面により行うこととなります。その他注意事項は、以下のとおりです。